今週のEMCAセミナーでは、Egon Bittner, "Objectivity and Realism in Sociology" 1973を取り上げます。本論文は、フィールドワークにおいて、フィールドワーカーは「他者の日常生活世界」を観察するのだということを主張し、フィールドワークによって社会的事実を認識する際に現象学的方法を用いることの、有用性、および誤用の危険とを、指摘するものです。エスノメソドロジーを基礎とする本論文の主張は、狭義のフィールドワーク方法論を超えて、社会学方法論とその認識論における一つの重要な意義をもつものと思います。前回のBittner, The Police on Skid Row の知見を念頭において読むと有益でしょう。
参加者のために詳しい抄訳を作成しました。
こちらです。
ご覧になりたい方は、私までご連絡ください。
画像は関西国際空港(ゲートロビー)です。
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